かってに改蔵に恍惚


先日買ってきたかってに改蔵25巻を早速読んでみましたよ。

いやね、なんというか作者の久米田サソには脱帽だなと。
オレはとりあえず単行本など、改蔵系の本は網羅するほどはまっているわけですが、
今回の25巻は圧倒的にネタの切れがよく、
ゆっくりと2時間ほどかけてじわじわと吟味してしまったorz
漫画にこんな時間をかけるなんて通常では成し得ぬ技!
我ながら驚きまくり。

で、この作品は久米田サソが「ネタは幅が狭いほど面白いんだよ!」みたいなことを言っているとおり、内輪ネタが徹底的に面白い。
それ故何のことを言っているのか分からないと本当に意味不明という諸刃の剣、素人にはオススメできない、
・・・と言いつつもやっぱり面白い。

とりあえず久米田サソの社会的なアンテナの高さと言うか、見識の高さを知らしめます。
どこにでもあるギャグ漫画とは違い、社会への風刺が強烈なのが特徴。
明治期のビゴーを彷彿させるような超強力な絵柄と発言の数々に悶絶必至ですよ。
少年誌でここまで挑戦的な発言が出来るのは久米田サソだけですよ?


で、特に当巻で逸脱していたと言うか、猛烈に印象に残っているフレーズは

  • オマエの常識は世間の常識ではない
  • この際、開き直っちゃいませんか?
  • 世界の中心で気にされない

  • 見事に的を射ていると思いませんか?
    みんなが日頃なんとなく感じていることを明快に、そして豪傑に描き出しています。

  • 自分だけが知っているようなことを他人が知らなくて馬鹿にするような香具師がいますよね?
  • ゲームをやっていて自分の負けが濃厚になると、自ら徹底的にやられキャラになっちゃう人いますよね?
  • ある線を越えてしまったヒトを見たとき、人々は批判から暖かい眼差しに変わりますよね?

  • そんな事々を客観的に見られる漫画なのです、かってに改蔵とは。
    時にはそれを見、冷笑し、時には自身に疑心暗鬼する。
    それもまた良いでしょう。

    楽しい(funny)作品ならぬ面白い(interesting)作品とはこのこと。

    オレ的には(語弊があるが)、もっとも大好きな作品の一つです。

    興味のある人は読んでみて
    かってに改蔵シリーズ

    余談:
    25巻の巻末の帯に「最終巻」の文字が!?
    これをネタと取るか否かは全く持って不明...
    最近久米田サソの自虐性が増しただけに心配しています。

    嗚呼、本当に終わったら残念で仕方ない。

    どうかいつも通りの過激なネタでありますように・・・
    と思っているのはオレだけではないでしょう?