上海のリニアモーターカー「上海トランスラピッド」は片道50元と格安で快適。30km区間を最短7分20秒で結ぶ。

上海には何度か行ったことがありますが、今回初めて上海トランスラピッドこと、リニアモーターカーに乗りました。片道なんと50元!2017年現在の相場でいうと約850円です。区間距離は30km。品川と新横浜よりは離れているものの、最短で7分20秒で移動できてしまうというから驚きです。

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駅の様子

浦東国際空港から直結しています。チケット売り場は長蛇の列ができていたので、乗る場合は早めに並んだ方がよさそう。片道のチケットに加えて、地下鉄1日乗り放題券のセットも55元という破格で売られているので、地下鉄に乗る場合は買っておくと大変お得です。地下鉄は最安で2元ですが、距離によって高くなっていくのでこの+5元というのは異様な安さだと思います。

外観

新幹線のような感じです

最高速度

運行時間帯によって違いますが、430km/hの場合と300km/hの場合があります。私は始発で乗ったので300km/hでした。とはいえ、余裕で300km/h以上の速度が出ていたので結構適当なのでしょう笑

加速が早い

乗ってまず思ったのが車内が静かだというのと、加速が早いと言うことです。あっという間に300km/hに到達します。浦東国際空港から龙阳路(竜陽路)駅までは地下鉄でも移動することができますが、30kmの区間を10分足らずというスピード感は大変な魅力ですね。高速道路を並行して敷設してあって自動車を抜かしまくる様は気持ちいい。

2002年に開通ってすごいですね

調べてみるとこのリニアは2002年に開通したようです。日韓W杯の年ですよ。そんなときから既に運行していたとはおそるべし。日本のリニアは2027年開通予定ということを考えると、この2002年営業開始というのはかなりの先進性を感じます。もちろん、運行の仕組みやらリニアの構造の違いとか色々差分はあると思いますが、こういうスピード感ってすごいなと思ってしまいます。スタートアップ的なソフトウェア開発ではありませんが、とりあえず安全性が担保されれば即リリース!みたいなスタンスに近いものを感じました。アプリとかでもそうですが、その時必要とされていたものも後になっては陳腐化してしまうということは往往にしてあるので、ウォーターフロント型のアプローチよりも、こういうアジャイル的などんどんやっていくって方が柔軟に対応できると思うんですよね。一度運用すればノウハウも収集できますし、そういう意味では中国の新技術に対する貪欲さというのは賞賛されるべきだと思います。

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